セイコーエプソン連携講座 分析技術体験実習 2022/8/1(月)

 セイコーエプソン富士見事業所の分析化学センターにて実習講座を実施していただき,1年生6名、2年生3名の計9名が参加しました。
 走査型電子顕微鏡(SEM)による実習では,鉱物,猫の毛や海苔,印刷用紙など持参した試料を観察。光学顕微鏡,電子顕微鏡,元素分析など異なる機器・手法によって試料をさまざまな角度から観察しました。肉眼では見えない構造が現れてくるたびに「おー!」と声が上がりました。
 有機物判定実習では机の前に並べられたさまざまなプラスチック製品を判別することを通して有機物の分析方法について学びました。FTIR(フーリエ変換赤外線分光法)の判別装置でデータを取ると試料データがグラフとして出力されます。グラフの概形やピークの位置をもとにグループ分けをしていくことで,視覚や触覚では区別がつかなかったものが明確に異なる試料であることがわかり,分析技術の凄さを実感しました。
 インクや半導体といった微細なものづくりを行うセイコーエプソンならではの高度な実習で学びを深められました。